シンガポールで妊娠・出産を経験して思うことは、
「シンガポーリアンは赤ちゃん大好きな人が多い!」
ということ。
妊婦さんや赤ちゃんに優しい人が多いんです。
妊娠中はいろんな人が席を譲ってくれましたし、
ベビーカーを押して電車に乗っている今も、
「お母さんも座りなさい」と
席を譲ってくれます。
息子の顔を見て、
「可愛いわね。どれぐらいなの?」
「男の子?女の子?」
なんて聞かれることはしょっちゅうです。
そんなシンガポールでは、
産後のお母さんへのケアが充実しています。
せっかくシンガポールにいるのだからと、
私もpostnatal massageを体験してみました。
とっても良かったので、
ぜひ多くの人に体験してもらいたいと思い、
シェアさせていただきたいと思います!
シンガポールにおける産褥期
「ワンオペ育児」「産後鬱」
などネガティブなワードも多い、
日本の出産後のママの環境。
いろんな理由から、
実家で両親からの手厚いサポートを受けられる
ママばかりではないですよね。
(ricosumiも当初は実家に帰省して、
親に甘える気満々だったのですが、
とある理由から帰国を断念して
シンガポールでの出産を選択しました。)
初めての育児を海外でなんて
不安もあったのですが、
シンガポールならではの
産後のママのためのサービスを体験してみよう!
ということで、
旦那さんにおねだりして利用しました。
その一つがpostnatal massageです。
postnatal massageは
マレーシアやインドネシアの文化のもので、
産後、一定期間連続してオイルマッサージをすることで
子宮の回復を促し、
出産で開いた骨盤を矯正します。
このマッサージが本当に気持ちよくて、
シンガポールで出産した日本人女性に
大人気のサービスなんですよ。
産褥ナニーを雇うという選択もアリ!
産後のママをサポートしてくれる心強い味方、
産褥ナニーさんを雇ってみるのも
おススメです。
ricosumiは諸事情で雇うことはしませんでした。
産褥ナニーさんは、
産後の1カ月間、
授乳以外の赤ちゃんのお世話や家事をしてくれます。
ricosumiも
シンガポールで第2子を出産することになれば、
真剣に検討してみようと思っています。
日本人の感覚からすると、
ナニーさんを雇うのは
一部のお金持ちだけの気がしますが
シンガポールでは全然普通のことなんだそう。
旦那さんがシンガポーリアンの同僚に
「ナニーを雇う予定はないよ」
ということを言ったら、
「本当に??ありえないよ。」
みたいな反応をされたんですって(笑)
そして「No choice(選択の余地なし)だ。」と
産褥ナニーさんのエージェントを紹介されました。
結局、雇いませんでしたが←
英語ができるナニーさんは
直ぐに予約で埋まってしまうそうなので、
ナニーさんを雇いたい方は
早め早めに動かれることをおススメします。
postnatal massageの料金と予約方法
postnatal massageを受けるにあたって、
いろいろとネットでブログを読み漁り、
頻繁に名前が出てきたAniさんに
お願いすることにしました。
Aniさんはフリーランスで活動されていて、
個人のHPをお持ちではありません。
「じゃあどうやってコンタクト取るの?」
ということですが、
Whatsappでメッセージを送ればOKです。
※電話番号掲載の許可をAniさんに得ていないため、
気になる方はコメントいただければと思います。
whatsappにて
“I’d like to have your postnatal massage.
Is it possible to make a reservation?”
という感じでメッセージを送ると、
すぐに返信をいただけました。
出産予定日もあわせて伝えておきましょう。
予定日に合わせて枠を取っておいてくれます。
予約の際は直前ではなく、
数か月前に連絡しておくのがベターです。
気になる料金は?
日本に比べて物価がお高めのシンガポール。
postnatal massageはおいくらなのでしょうか?
気になるところですよね。
私が施術を受けたのは2024年1月なのですが、
その時点での金額は下記の通りです。
パッケージ料金となっていて、
回数は自分で選べるようになっています。
私は7sessionsでお願いしました。
マッサージ1回につき大体S$100ぐらいですかね。
これを高いととるかどうかはその人次第ですが、
出産という大仕事をおえた自分(奥さん)に、
これぐらいのご褒美は全然アリだと
私は思います。
いつから始めるの?
postnatal massageは
普通分娩だと産後7日後~
帝王切開だと産後14日後~
施術可能になるそうです。
退院して改めて連絡をすると、
「○○から始められるけどどう?時間は●時で良い?」
というように日時を決めていきます。
こちらで用意するのは、
バスタオル3枚とフェイスタオル1枚でした。
postnatal massageを体験!
そして楽しみにしていた施術当日。
マッサージの施術用ベットや
hotstoneという施術用器具を
持ってきてくれました。
ベットは折りたためるようになっていて、
マッサージ最終日まで家に置きっぱなしです。
アロマオイルを使ったマッサージは約1時間。
全身を丁寧にもみほぐしてくれます。
これが本当に気持ちよくて、
気がつけば夢の中。
マッサージを受けるまでは
足のむくみがすごかったのですが
マッサージが終わるころには
むくみも取れてスッキリした足に!
写真で見ると一目瞭然ですよね。
【マッサージ前】
【マッサージ後】
特徴は施術後のwrapping
このマッサージの特徴は、
施術後に何メートルもある布で
腰回りをぐるぐる巻きにしてくれること。
(写真撮り忘れました・・・)
ギュッギュッと何重にも腰を締め付けてくれるので
シェイプアップ効果が期待できます。
「4時間ぐらいは巻いたままにしてね」
とのことだったので、
夜のシャワー時間まで巻いたままにしていました。
個人差はあるかと思うのですが、
私はこのwrappingのおかげで
腰のくびれが復活しましたよ(歓喜)
産後はトコちゃんベルトをしばらく巻いていましたが、
このwrappingのおかげもあって
グラグラになった骨盤が安定してくれました。
施術中の赤ちゃんは?
日本からお母さんが来てくれている場合や、
ナニーさんを雇っている場合は
マッサージ中は赤ちゃんの面倒をお願いできます。
私の場合はいずれでもなかったので、
オプションサービスを利用して
ベビーシッターさんにも来てもらいました。
施術中に赤ちゃんがぐずりだしても
上手にあやしてくれるので
安心してお任せできます。
赤ちゃんと向き合い続ける毎日の中で、
自分のためだけの時間を過ごせるって
本当に贅沢なことですよね。
施術料金の支払い
6回目の施術が終わった後、
Aniさんに料金の支払い方法を確認したところ
PaynowでOKとのこと。
「明日のAM中に支払ってくれたら私も確認できるから助かる」
とのことだったので、
夜に旦那さんが帰宅した時に早速やってもらいました。
現金を持ち合わせていなくても
こうやって支払いができるのって
本当に便利です。
マレー式トリートメントでママの心身もリフレッシュ!
産後休む間もなく始まる赤ちゃんのお世話で、
ママはゆっくり休む間もありません。
赤ちゃんを差し置いて自分のために時間を使うのは、
日本人だとなんとなく罪悪感を感じてしまいますよね。
でも、シンガポールでは
あ母さんもしっかり休むべきだという考えなんです。
お母さんがしっかり休んで
体力を回復できる環境だからこそ、
産後数カ月で職場復帰するお母さんが多いんだと思います。
「妻に何かプッシュギフトを贈りたいな」
と考えている旦那さんは是非、
postnatal massageをプレゼントしてみては?
きっと喜んでくれるはずですよ!
セラピストとして活躍されている
日本人の方もいらっしゃいます。