東京23区ほどの大きさしかない小さな国だけど、
ショッピングにグルメに観光に、
シンガポールは旅行者を楽しませる
たくさんの魅力にあふれた国です。
今回、
私がおススメしたいのが『シンガポール国立博物館』です。
この博物館では、
シンガポール建国から700年の歴史を学べるだけでなく、
現代アーティストたちの芸術作品に触れることができます。
日本語ガイドツアーに参加すれば、
展示品について詳しい解説を聞くことができるので
非常におススメですよ。
シンガポール国立博物館とは?
シンガポール国立博物館は、
1887年にビクトリア女王在位50周年を記念して建てられた
ネオ・パラディアン様式の美しい建物となっています。
常設展のヒストリーギャラリーや
チームラボが手掛けたストーリー・オブ・ザ・フォレスト、
そして定期的に特別展が開催されています。
シンガポール国立博物館HP
立地としては、
フォートカニングの丘の麓にあり、
博物館訪問の前後に散策するのもよいでしょう。
インスタ映えのオシャレなカフェもあり、
休憩には持ってこいです。
シンガポール国立博物館へのアクセス方法
公共交通機関を利用する場合は、
MRTのNorth South Lineドビー・ゴート駅から徒歩約6分、
またはEast West Lineシティ・ホール駅から徒歩約10分、
となります。
バスでのアクセスも可能です。
タクシーを利用する場合は、
正面玄関まで乗り付けてくれるので
雨の場合でも濡れる心配がなく、安心ですね。
料金
入館料は上記の通りです。
*参照:https://www.nhb.gov.sg/nationalmuseum/visitor-information
Permanent Galleries⇒常設展
Special Exhibition⇒特別展
シンガポール在住者で永住権を所持している、
あるいは6歳以下のお子様の場合は
入館料は無料となります。
日本語ガイドツアーに参加してみよう!
ricosumiがおススメしたいのは、
何と言っても日本語ガイドツアー!
シンガポール在住の日本人ボランティアが
ヒストリーギャラリーの展示物を日本語で解説してくれます。
英語のキャプションを自分で読むのは時間がかかって大変ですが、
ツアーに参加すればガイドさんの解説を聞いて、
楽しく歴史を知ることができます。
平日(月~金)と第1土曜日の10:30~、
所要時間は約1時間です。
チケットを購入した時に
受付の方に”I want to join a Japanese guide tour.”と
伝えたら、ツアー参加のシールをもらえます。
集合場所は正面玄関入って左側のベンチです。
開始15分くらい前にはガイドさんが待機しているので、
日本人っぽい人がいたら声をかけてみましょう。
休み期間中は受付が混雑するかも・・・
開館時間は10時~なのですが、
夏休み期間中などは開館時間からたくさんの人が訪れます。
ツアー開始ぎりぎりの時間に到着すると、
チケットを買うのが間に合わないかもしれません。
シンガポール国立博物館、ここを見て!!
せっかくなので、
ricosumi的国立博物館でぜひ見てほしいポイントを紹介します。
- 見られるのはココだけ!シンガポール・ストーン
- 第二次世界大戦時の日本軍
- 初代首相リー・クアンユー涙の演説
- ストーリー・オブ・ザ・フォレスト
- 霊感のある人は要注意!?心霊スポット
1.見られるのはココだけ!シンガポール・ストーン
*シンガポール国立博物館HPより
まずおススメしたいのが、
ヒストリーギャラリー入り口入ってすぐにある
「シンガポール・ストーン」です。
一見すると、ただの石の欠片なのですが、
これが非常に歴史的価値のある石なのです。
国宝にも指定されています。
シンガポールという国が世界の歴史に登場するのは14世紀以降です。
それ以前にも人は住んでいたのでしょうが、
いかんせん文献として記録が残っていません。
14世紀以前にどんな人たちがいて、何をしていたのか。
それが分かるかもしれない世界でたった一つの手がかりが
このシンガポール・ストーンなんです!!!
近づいてみてみると何やら文字のようなものが刻まれているのですが、
何と書いているのかはいまだに解明されていないそう。
この石は10世紀~14世紀頃のものだそうで、
もし解明されれば空白の歴史を知ることができるかもしれません。
まるでONE PIECEのポーネグリフみたいですね。
この世界にもニコ・ロビンが現れてくれないかしら・・・
ちなみにこのシンガポール・ストーンは
本来はもっと巨大な石碑だったらしいんですが、
19世紀中ごろにイギリスによって爆破されたそうです。
2.第二次世界大戦時の日本軍
ヒストリーギャラリーを進んでいくと、
第2次世界大戦のセクションに到着します。
第2次世界大戦中、シンガポールには日本軍が侵攻してきました。
終戦までの約2年半の間、
日本がシンガポールを占領していたことはご存知でしょうか?
決して楽しい展示ではありませんが、
日本人としてはぜひ知っておいていただきたい
痛ましい出来事が展示されています。
3.初代首相リー・クアンユー涙の演説
シンガポールは第2次世界大戦後、
イギリスからの独立を果たすこととなります。
その際に、先頭に立って導いたのが
初代首相リー・クアンユーです。
シンガポールは最初、
マレーシアの一部として独立を果たすのですが
その後様々な理由があって
マレーシアから追い出されてしまうんです。
分離独立について国民に発表する際、
リー・クアンユーが涙を流しながらも、
国民に力強く語りかける姿が印象的です。
4.ストーリー・オブ・ザ・フォレスト
*シンガポール国立博物館HPより
ストーリー・オブ・ザ・フォレストの入り口は2階にあります。
シンガポールの自然や動植物の姿を
デジタルアートで体験できるギャラリーです。
立ち位置を変えたり、触れたりすることで
デジタルアートが様々に変化していきます。
とても幻想的な空間になっていて、
小さなお子様から大人まで楽しめる展示です。
5.霊感のある人は要注意!?心霊スポット
こちらはオマケです。
正面玄関のドーム型建物の2階に
螺旋階段があるのですが、
こちら実は心霊スポットらしいです。
(ほんとかな?)
私は霊感ゼロなので何も感じませんでしたし、
写真を撮っても不可解な現象は無かったのですが、
霊感のある方は何かが起こるかもしれません・・・
その他の施設
館内には
カフェやレストラン、ミュージアムショップが併設されています。
カフェでは美味しいケーキセットや、
タイガービールがありますので、
ミュージアム鑑賞後に休憩を兼ねて行ってみるのも
おススメです。
コインロッカーは2階にあります。
利用料は50セントです。
足の不自由な方はチケットカウンターでリクエストすれば、
車いすを貸し出してくれますよ(無料)。
シンガポール国立博物館でアカデミックな体験を!
海外旅行というと
ショッピングや観光名所めぐりがメインで
博物館・美術館鑑賞は後回しになってしまう方も
多いのではと思います。
シンガポールには
素敵なミュージアムがたくさんありますので、
ぜひとも訪れてほしいなと思います。
- プラナカン博物館
- アジア文明博物館
- ナショナルギャラリー
- インディアン・ヘリテージ・センター
などもおススメです。
私の記事が
楽しいシンガポール観光のヒントになれれば嬉しいなと思います。