【海外出産】シンガポールで出産する場合の費用は?産後の手続きも徹底解説!

こんにちは、ricosumiです。

息子が生まれてはや2カ月。
何事もなく無事にすくすく育ってくれています。
有難いことに夜にまとめて寝てくれる子で、
夜の寝かしつけ後は朝6時半~7時半ぐらいまで
ぶっ通しで寝てくれます。
(母曰く、「あんたそっくりやね」とのこと。)

その反動か、
日中はあまり眠らず、
ベットに降ろそうとするとギャン泣き・・・
スモルビの抱っこ紐が手放せません。

そういうわけで赤ちゃんを抱っこしながら執筆していますが、
今回はタイトルの通り、
出産にかかった費用と産後に必要な手続きの
2本立てでお送りします!
※費用はグレンイーグルス病院(Nippon Medical Care)でのものとなります。

出産にかかった費用は?


海外で出産することになったときに
まず考えるのが
「一体、いくらかかるの?」ということですよね。
出産にかかる費用は大きく分けると2つになります。

  • 妊娠中の検診費用
  • 分娩・入院(2泊3日)費用

妊娠中の検診費用

pregnancy
まずは妊娠中の検診ですが、
産婦人科医による定期検診や
血液検査(複数回あり)、
FTS・FAS検査(胎児スクリーニング検査)を合わせると
約S$4,600となりました。

駐在員家庭の場合、
勤務先の会社の規定にもよると思いますが、
私の旦那さんの会社は
妊娠に関する費用に関しても補助が出ました。
ただカバーしてくれる範囲が
”日本における妊婦検診と同じ項目のもの”だったので、
FTS・FASの両検査費用は自腹となりました・・・

分娩・入院(2泊3日)費用

baby
続いては分娩・入院に関する費用です。

グレンイーグルス病院で出産する場合、
分娩・入院費用は後払いとなります。
Nippon Medical Careが支払い保証書を発行してくれて、
退院後1ヵ月ぐらいしてから
Nippon Medical Careから自宅宛てに
郵送で請求書が届きます。
お支払いは銀行で直接払っても良いですが、
DBS銀行のアプリからでも支払い可能なので
手間を考えるとオンライン決済が便利です。

Invoiceは2つに分かれており、
Nippon Medical Careのものと、
グレンイーグルス病院へのものがありました。

  • Nippon Medical Care⇒S$2,000
  • グレンイーグルス病院(入院費用+産婦人科医・麻酔科医・新生児科医の処置費用)⇒約S$14,445

合計でS$16,445となりました。
支払い時の為替レートはS$1=110円ほどだったので、
日本円に換算すると・・・約180万円!!!
円安になる前のS$1=80円で計算すると約130万円ですから、
実に50万円も増えています。
大きな金額になるほど円安を実感させられますね。

私の場合は出産が1日がかりだったため、
産婦人科医の勧めもあって1日延泊しました。
そのため1泊分の費用約8万円が加算されています。

自然分娩・帝王切開の場合は?

無痛ではなく自然分娩を選択した場合、
若干費用を抑えることができるようです。

一方、
帝王切開の場合は
費用が高額になります。
※私がいただいた資料では、
帝王切開は無痛分娩と比較して
S$1,800ほど高額でした。

お産の状況次第で
緊急帝王切開になることもありえますから、
事前に概算だけでも確認された方が良いかと思います。

産後に必要な手続きについて


続いては、
産後に必要な手続きについてです。

命がけの出産を終えたお母さんは疲労困憊。
こちらに関しては、
旦那さんが主体となって進めましょう。
以下のような流れで進めていきます。

  1. Certificate of Birthの取得
  2. 大使館に出生届を提出
  3. 赤ちゃんのパスポート取得
  4. DP取得

1.Certificate of Birthの取得


まず最初にやることはCertificate of Birthの取得です。

以前は病院に窓口があったようですが、
コロナ禍以降はオンラインの手続きになったのだとか。
申請はLife SGのアプリから行います。
両親のどちらもがこのアプリに登録している必要があるので
事前に済ませておきましょう。
SGアプリ内に”Register your chird’s birth”という
項目があり、そこから登録ができます。

必要事項の入力が完了して承認が下りたら
アプリ内でPDFでのダウンロードが可能となります。

Certificate of Birthは
出生届の提出の際に必要となりますので、
忘れずに印刷しておいてくださいね。

Certificate of Birthが発行されることで、
赤ちゃんに自動的に42日間のスペシャルパスが発行されます。
この間にDPを取得しましょう!

2.大使館に出生届を提出


退院後、
赤ちゃんの戸籍を登録してもらうために
大使館へ出生届を提出します。
本籍地の自治体に直接郵送しても良いみたいなのですが、
大使館経由で自治体に発送してもらうのが
間違いがなくベターです。

予約した日に大使館に訪問し、
出生届を提出します。
必要書類は

  • 出生届 2通 ※フォーマット
  • 出生証明書(Certificate of  Birth):2通(プリントしたもの)
  • 出生証明書(Certificate of  Birth)の和訳:1通 ※フォーマット

となります。
記入例や注意事項はコチラを確認してください。

戸籍への登録が完了するのは大使館へ提出した日から3週間~4週間後です。
登録されたかどうかは、役所に確認したら教えてくれますよ。
赤ちゃんが記載された戸籍謄本を日本から取り寄せたら、
続いてはパスポートの取得です。
※ricosumiの場合は、
役所に確認後に義実家に連絡して
国際スピード郵便にて発送してもらいました。
日本―シンガポール間だと手元に届くまでに2日ぐらいなので、
急ぎの時はおススメです!

3.赤ちゃんのパスポート取得


パスポートの申請用紙は
大使館で出生届を提出した際にもらえますので
必要事項を記入しましょう。

そしてパスポートに欠かせないのは
赤ちゃんの顔写真。
写真屋さんで撮ってもらっても良いですが
セルフ撮影でもOKです。
ricosumiもセルフで撮影しました。
方法としては
真っ白の布の上に赤ちゃんを寝かせて
真上からスマホで撮影します。
証明写真用のアプリを使うと便利です。

撮影した写真を写真屋さんでパスポート用サイズで現像してもらいます。
どこの写真屋さんでも良いですが
ricosumiは
FotoHub@Westgateを利用しました。
写真の現像代は6枚セットでS$9でした。

パスポートが出来上がるのは申請から1週間後。
受け取りの際に現金でS$61必要ですので、
用意しておきましょう。

4.DP取得


パスポートがGETできれば、
ゴールはすぐそこです。

赤ちゃんがシンガポールに滞在できるように
DPを取得しましょう。
手続きに関しては勤務先の会社がやってくれるので、
パスポートのコピーを会社に提出すればOKです。
DPの承認が下りたらMOMに行きましょう。
1週間後にはDPが完成します。

スペシャルパスの期間内にDPが取得できなかったら?

スペシャルパスの有効期限は
誕生から42日後までです。
それまでにDPの取得を完了させる必要があります。

大使館に出生届を出して戸籍に登録されるまでに3,4週間、
それを日本から郵送してもらい、
パスポート申請から取得までが1週間と考えると、
スケジュール的に結構カツカツです。

「42日を過ぎると不法滞在になっちゃうんじゃ??」
と心配になってきますよね。
でも大丈夫です。
このスペシャルパスは28日延長することができます。
MOMのサイトで延長申請が可能です。

MOMのサイトに↑このような入力フォームがありますので、
こちらに必要事項を記載して申請しましょう。

費用の準備と産後の手続きはスムーズに


今回の記事では、
出産に関する費用と産後の手続きについて
まとめました。

いろいろとやることがあって大変ですが、
事前に準備できることはやっておくと
いざという時に慌てなくて安心です。

1つずつ確実にこなしていきましょう!

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