ヘイズ(Haze)って何?シンガポール旅行時には大気汚染に気をつけよう!

ヘイズ(Haze)という言葉を聞いたことはありますか?

ricosumiも
シンガポールに来て初めて耳にしました。
エイズ(AIDS)と言葉が似ていることもあって、
感染病の一種かな?
なんて呑気に連想してしまいましたが・・・

全然違います。

ヘイズとは、
シンガポールやマレーシアなどで
環境問題となっている
大気汚染のことです。

シンガポールに旅行に訪れる方も
「数日だけの滞在だから大丈夫でしょ~」
と気楽に考えず、
この記事を読んで、
しっかり対策を行ってください。

ヘイズ(Haze)って何?


ヘイズとは直接的に言うと、
「もや、かすみ、煙霧」のことです。

インドネシアでの大規模な野焼き、森林火災などで発生した煙が
季節風に乗ってシンガポールやマレー半島にやってきます。
(日本でも中国大陸から黄砂がやってきますが、
そんなイメージでしょうか。)

「森林火災の煙が季節風でやって来るなら、
自然現象だし仕方ないな~」
と思ったら、どうも違う??
この森林火災、
実態はパームヤシ農園で行われている
人工的な森林火災が原因でもあるらしい。
なんだ、結局人災なのか・・・

ヘイズ(Haze)の観測時期

例年、インドネシアの乾季にあたる5月〜10月に観測されます。
大気がかすみ、視界が悪くなり、焦げたような臭いがしてくることが特徴です。

確かに最近は、
晴れているのにどことなく霞んでいる、
というような日々が続いています。
家にいることの多い私はそうでもないのですが、
毎日仕事に出ている旦那さんは
最近、激しいのどの痛みと咳が続いており・・・
ヘイズの影響を受けている可能性大です。

ヘイズ(Haze)による健康被害

では、
ヘイズによってどのような健康被害があるのでしょうか?
ヘイズはpm2.5などの大気汚染物質を含む煙害ですから、
やはり呼吸器系・循環器系に症状が現れます。

  • 咳やくしゃみ
  • のどの痛み
  • 喘息
  • 気管支炎

心臓や肺に持病のある方は、
ヘイズがひどい時期に渡星することは
おすすめできません。

旅行中に雨が降るリスクも避けたいですが、
健康のためには
雨季に旅行を計画した方が
良いかもしれませんね。

ヘイズ(Haze)発生状況をチェックできるwebサイト


ヘイズの発生状況は、
オンラインで簡単に確認することができます。
本記事では3つご紹介しますので、
いずれかをブックマーク/ダウンロードしていただき、
随時確認いただくと良いでしょう。

大気汚染指数の見方

大気汚染指数の見方は
下図の通りです。

※参照:MOH | Haze Health Advisory for the Public

大気汚染指数が100以下の場合は、
通常の生活を送ってOKとされているようです。

ちなみにこの記事を書いている現在、
国家環境局による環境汚染指数は
以下のようになっていました。

※参照:Haze – The National Environment Agency

環境汚染指数がModerate(並)でも、
50を超えてくると
「なんか空気が霞んでるな~」と目視で分かるレベルです。

ヘイズ(Haze)が発生しているときは屋内観光を楽しんで!


コロナ禍においては
世界的にあらゆる経済活動が抑制されたため
ヘイズの被害もあまりなかったようです。
しかし、再び経済活動が活発化したことで
今年以降はヘイズが悪化するのでは?
という声も聞かれています。

ヘイズがひどい時は
博物館を楽しんだり、
カフェでお茶をしたりするなど、
屋内で有意義な時間を過ごしましょう。
関連記事:シンガポール国立博物館でシンガポールの歴史を学ぼう! – SINGAPURA MEDIA (leotoasawa.com)
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