【駐在準備】海外赴任時の家探しで重視したこと6選!【シンガポール】

無事に日本を出発して、
常夏の国シンガポールに到着!

これが旅行だったらとりあえずホテルにチェックインして、
身軽になって街に繰り出すか~となるんですが、
引っ越しとなったらそうはいきません。
シンガポール滞在中の我が家を決める必要があります。

ということで、
今回はシンガポールで家探しをした時のことを
振り返ってみたいと思います。

まずはじめに

これは日本と同様かと思いますが、
賃貸住居の仲介をしてくれる不動産業者に連絡します。
我が家は東京不動産さんにお願いしました。

連絡を入れると、
「どんな条件の物件をお探しですか?」と当然聞かれますのでそれに回答すると、
その条件にあう入居可能物件をリストアップしてくれます。
そして後日、案内してもらって内見するという流れでした。
これは日本の場合と変わらなかったです。
そして不動産屋も日本人スタッフなので言語の壁もなく安心でした。

シンガポールの住居形態

lokking for house
シンガポールの住居は3つのタイプがあります。

  • 戸建て
  • 公営住宅(HDB)
  • コンドミニアム

1.戸建て

シンガポールでも高級住宅地と呼ばれるエリアに行くと、
高い塀に囲まれたお屋敷を見ることが出来ます。

一般にバンガローと呼ばれる、平均延べ床面積が600平米から1,000平米前後ある、庭付一戸建てや、ブラック&ホワイトと呼ばれているコロニアルスタイルの物件など、南国情緒豊かな物件は、欧米のエグゼクティブには人気です。

[引用]https://sinbiz-support.com/house-rent.html

担当してくれた東京不動産さんも、
「日本人で戸建てを賃貸する人はまずいない。家賃も高いし、庭の維持管理なんかも大変。僕も戸建てを案内したのは1回しか経験がない。」と言っていましたので、
よほどお金と時間に余裕のある方でないと難しいでしょう。

2.公営住宅(HDB)

多くのシンガポール国民が暮らしているのがこの公営住宅(HDB)です。
土地が狭いシンガポールでは国民が好き勝手に家を建てるというのが難しいです。
そこで戦後の住宅不足問題を解決するべく国が主導して建設されました。

購入には永住権が必要なので、
日本人が購入することはできませんが賃貸は可能なようです。
後述するコンドミニアムよりも賃料が割安で、
なおかつ1階部分にホーカーセンターと言われる屋台やフードコートがある物件もあります。
「家賃は安く抑えたい」「料理はできないから手軽に食べられる場所が近くに欲しい」
という方には向いているのではと思います。
シンガポール国民が多く居住していますから、
ローカル感を存分に味わうことができるでしょう。

3.コンドミニアム

駐在員など外国人が多く居住しているのがコンドミニアムです。
私たちもコンドミニアムに住んでいます。
タワーマンションのような感じで、
高層の建物にプールやジム、テニスコート、パーティースペースが入っています。

とても快適ですがやはり家賃は高い・・・
中心地に行けば行くほど家賃は高くなっていきますので、
エリアにこだわりがない方は
ちょっと郊外まで目を向けてみることをおすすめします。

コンドミニアムの希望の条件は何にしたか


夫と話し合って出した条件は下記の6点でした。

  1. 家賃
  2. エリア
  3. 駅からの距離・会社からの距離
  4. 築年数
  5. コンドミニアムの設備
  6. 家具が事前に備え付けてあるかどうか

1.家賃

まぁ、これは私たちの希望というか、
会社が負担してくれる金額に上限があるためです。
シンガポールの物価も年々上がっており、
会社の負担内で住もうと思ったら、
お勤めの会社によっては選択肢が少なくなってしまうかもしれません。
世知辛いですね。

2.エリア

東京23区ほどの大きさしかないシンガポールですが、
エリアによって特色があります。

エリアごとのご紹介はまた別記事にできたらなと思うのですが、
やはり中心地となるとオーチャード(Orchard)駅付近でしょう。
高島屋や伊勢丹といった日系デパートの他にも、
日系病院なんかもこのエリアにあります。
「日本人として」生活したいなら、間違いないエリアです。
実際に日本人駐在員も多くこのエリアにいらっしゃいます。

一方のricosumi。
自分で言うのもなんですが性格がめちゃくちゃ天の邪鬼で、
「せっかく海外に住むんだから、日本人ばかりと交流したくない」という希望があり、
日本人が多く住んでいるというエリアは候補外でした。
でもね、結局今住んでいるところのお隣さんは日本人駐在員家族なんですよ(笑)
まぁ、たまに廊下で会った時に挨拶するぐらいの薄いお付き合いですが。

3.駅からの距離・会社からの距離

交通のアクセスの良さも大事ですよね。
我が家はシンガポールで車を所有しておりませんので、
基本は地下鉄・バス移動。
家から駅が遠いと歩くのが大変ですし、通勤もしんどい。

シンガポールのコンドミニアムは
日本のタワーマンション同様に駅に直結している物件もありますので、
効率・快適重視の方はそういうところも考慮に入れてみると
良いと思います。

4.築年数

「やっぱり可能であれば綺麗なお部屋に住みたい!」
というのは多くの方が思うところでしょうし、
私も同感です。
築年数も出来れば2020年ぐらい竣工のコンドミニアムを希望しました。

築年数が相当経っているコンドミニアムは
内見すると「中古感」が拭えなくて・・・
ゆっぱり綺麗なものが好きっていうのは日本人の性なんでしょうね。
今住んでいるコンドミニアムは築2~3年で
私たちの前に1家族しか住んでおらず、ほとんど新築同様。
とても気に入っています。

新築はおすすめしない!?

「できれば築浅が良い!」と言っておきながら、
矛盾していることを言います。
本当に新築、初めての入居者になることは
おすすめできないという説があるんです。
(断定しないのは、私がそうアドバイスされたからです。)

なんでかというと、
新築だと備え付けの設備に何か不具合がある可能性があるから。
その場合、自分でオーナーや修理業者さんとやり取りしなければいけません。
他人が一回入居した場合だと、
そこらへんの不具合を修理してくれているので
そういった心配がなくて安心だよ、
ということらしいです。
(ご参考までに書いておきます。)

5.コンドミニアムの設備

コンドミニアムにはプールやジム、テニスコート、パーティースペースが入っている
と先ほど書きましたが、
やはり物件によってその規模や内容は変わってきます。
個人的にはテニスコートは別に要らないし、
パーティースペースはもしかしたら使うこともあるかもだけど必須ではない。
清潔感のあるジムと広々したプールがあればいいなという希望でした。
この点に関しては内見で確認できます。

あと大事なのが、ゴミ捨て場がどこにあるか。
シンガポールのコンドミニアムにはダストシュートと呼ばれるゴミを捨てるボックスがあります。
これがどこにあるかは絶対に確認した方がいいです。
各住戸内にある場合、ここを清潔にしておかないとゴキブリが発生します。
南国のゴキブリがどんなものか見たことがないので分かりませんが、
考えただけで恐ろしいですよね。
ダストシュートがある場合は共用スペースに設置されている物件を選びましょう。
ちなみに私が住んでいるコンドミニアムにはダストシュートがなく、
コンドミニアムの敷地の隅のコンテナに自分で捨てに行く方式です。
Gの心配がないので安心ですし、24時間いつでも捨てられるので快適です。

6.家具が事前に備え付けてあるかどうか

最後に書きますが、これも結構大事なポイントだと思います。
「full furniture」という記載のある物件を選ぶと、
オーナーが事前に用意してくれている家具(ダイニングテーブルやベット、テレビなど)を
そのまま使うことができます。
家具によほどこだわりがある場合は別ですが、
数年しか使わないであろうものを買いそろえるのはめんどくさいですよね。

家電に関していえば数万するような大きな変圧器を使わないと
電子レンジなどの日本製家電は使えません。
これらのものは現地で揃えることになるでしょうから、
できるだけ出費を抑えるためにも「full furniture」物件を選びましょう。

人気物件は争奪戦なのでスピードが大事!

supeed

これまで私たちが物件選びで重視したポイントをご紹介しましたが、
これらの条件って、正直みんなが考えそうなことです。
つまり、「あなたが良いと思う物件はみんなが良いと思う」ということです。

私たちが内見した時は、
不動産屋さんが最もおすすめする物件を最初に見せてくれたのですが、
2件目以降は建物が古かったりで全て微妙。
最初の物件は私たちのあとにも内見予約がありました。
「もたもたしていたら取られる!」ということで、
即決で申し込み、無事に入居できました!

じっくり考えることも時に大切ですが、
決断にスピードが求められる場合は
ココだけは譲れないというポイントを明確にして、
あとは自分の直感を信じることが大事かなと思います。

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