こんにちは、ricosumiです。
先日の記事(シンガポーリアンの優しさに感動する日々。 – SINGAPURA MEDIA (leotoasawa.com))
にて、
「計画に大幅変更が生じそう」
ということを書きましたが、
本日のタイトル通り、
シンガポールで出産します!
里帰りのための飛行機の予約も
キャンセルしました。
シンガポール航空で直接予約していたので、
ほぼ全額がきちんと返金されてホッとしています(笑)
ということで今回は、
なぜシンガポールでの出産を選んだのかについて
お話したいと思います!
シンガポールでの出産を選んだ理由
初産で子育ての勝手が分からないので
実家の助けを借りるべく、
里帰り出産を希望していたricosumi。
シンガポール出産を選んだ理由は
ずばり、3つあります。
- 予防接種に時間がかかる
- VISAの手続き~取得に時間がかかる
- 旦那さんが新生児期の赤ちゃんとの触れ合いができなくなる
1.予防接種に時間がかかる
里帰り時期が近付いてきたということで、
出産後にやらなければならない手続きなどを
改めて精査したところ、
このような記事を発見しました。
【12歳未満の子どもの予防接種(ジフテリア及び麻しん)について】
シンガポールでは2019年2月1日から、12歳未満の外国人が長期滞在のため家族帯同パス(Dependant’s Pass)、長期滞在パス(Long Term Visit Pass)、学生パス(Student’s Pass)を取得しようとする場合には、シンガポールの要件に従いジフテリア及び麻しんの予防接種を済ませている必要があり、その確認のため当局(シンガポール健康増進庁)に予防接種履歴(英文)等を提出し予防接種確認証(Verification of Vaccination)を取得する必要があります。予防接種履歴が要件を満たさない場合や予防接種確認証がない場合、滞在パスの申請ができません。
※引用:安全情報 | 在シンガポール日本国大使館 (emb-japan.go.jp)
ビザの申請のためには、
ジフテリアと麻疹の予防接種が
必須条件なんだそう。
これについては以前から知っていたんですが、
「日本の標準的な接種スケジュールってどうなっているんだろう?」
ということで、
あらためて調べてみました。
新生児の予防接種スケジュール
「公益社団法人 日本小児科学会」が推奨する
予防接種スケジュールは
下図の通りとなっています。
この表で確認してみると、
ジフテリアは4種混合のため生後3か月~、
麻疹は生後12か月~、
となりますね。
ということはですよ・・・
予防接種スケジュールに従って接種したとすると、
我が家のBabyは1歳の誕生日を迎えても
VISAを取得できないことになります。
VISA無しでの滞在は30日しか認められていない。
旦那さんが一時帰国するにも限界がある。
「家族は一緒にいるべき」と考える私からすれば、
これはあり得ない事態なわけです。
麻疹の予防接種は1歳未満では打てないの?
最大のネックなのが、
やはり麻疹の予防接種時期ですよね。
なんで麻疹の予防接種は1歳からなの?
それまでの月齢では、ママからもらった免疫が体で働いており、ワクチンを接種しても働きが得られない可能性があるためです。ママからもらう免疫が切れるのは、半年から1歳未満とされています。免疫の影響を受けずに麻疹のワクチンが働けるように1歳以上とされているのです。
※引用:1歳未満の赤ちゃんがはしか(麻疹)にかかったら?後遺症・予防対策について | kosodate LIFE(子育てライフ) (epark.jp)
ということが理由だそうです。
ただ、任意接種扱いとして
生後半年から接種してくれる医療機関もあるようです。
2.VISAの手続き~取得に時間がかかる
なんとか予防接種の関門をクリアしたとして、
次に待ち構えているのがVISA申請。
このVISA申請に予防接種の証明書が必要なのです。
しかも英語で!
英文証明を発行してくれる医療機関は限られているので、
近所の小児科に接種に行っても英文証明は出してもらえないんです。
トホホ・・・
そして英文での証明書が揃ったら、
シンガポール健康増進庁に提出し、
予防接種確認証(Verification of Vaccination)を
取得します。
予防接種確認証が発行されるまでに1ヶ月程度(申請が集中する時期には2ヶ月程度)かかる場合があり、その間滞在パスの取得申請ができませんので、余裕をもって手続を進めていただくことをお勧めします。
※2022年1月現在、発行まで2ヶ月強かかっている事例が散見されています。
※引用:安全情報 | 在シンガポール日本国大使館 (emb-japan.go.jp)
なんと、
提出してから確認証が発行されるまでに
最低1ヵ月はかかる!
この確認証が手元に届いて初めて、
VISAの申請ができるので、
VISAがおりて渡航準備が整うまでに
またさらに時間がかかる・・・
「一体いつになったら
シンガポールに行けるんだ!」
ってなりません?
私はなりました。
心がぼっきり折れました(笑)
3.旦那さんと赤ちゃんの触れ合いができなくなる
予防接種&VISAに関しては
めんどくさくても私が頑張ればなんとかなりますが、
旦那さんと赤ちゃんが
長期間離れ離れになってしまう問題は
そうはいきません。
一瞬で過ぎ去ってしまうであろう新生児期。
一番可愛いときに
実の親がそばで触れ合えないってどうなの?
「僕が赤ちゃんの時に
パパと一緒に写った写真がないのはなんで?」
とか将来子どもに言われたくない。
初めての妊娠・出産のうえに
海外で子育てに取り組まないといけないのは
正直不安だらけですが、
実家の母もシンガポールに応援に来てくれるし、
旦那さんと2人で頑張って乗り越えようと思います。
今さらシンガポール出産に変更は可能なのか?
次なる疑問はこちら。
今までシンガポールのクリニックにも
「里帰り出産予定です!」と伝えてきたため、
仮分娩予約はしていませんでした。
日本だとわりと早い段階で
分娩を希望するクリニックに予約を入れないと
対応してもらえない場合がありますよね?
私も胎児心拍が確認できた時点で
実家近くの産院を検索して
母に代理で予約に行ってもらいました。
「シンガポールで産む」という決断をした時点で
すでに妊娠25週。
今からでも間に合うのか?
とりあえずクリニックに電話しました。
すると、
「あ、大丈夫ですよ~」とあっさりしたお返事。
シンガポールでは
28週頃にPre-Registrationを行い、
36週頃に事前入院手続きを行うそうです。
ということで、
近々、Pre-Registrationに旦那さんと行ってきます。
シンガポールでの出産で楽しみなこと
里帰り出産による
実家の手厚いサポートを受けられないので
不安な気持ちもありますが、
逆に楽しみなこともあるんです。
シンガポールでは
産褥期の女性への支援が充実していて、
様々なサービスを受けることができます。
- 産後1ヵ月、住み込みでお母さんと赤ちゃんをお世話してくれる産褥ナニーさん
- 出産で受けたダメージを回復させるための回復食Confinement Food
- 産後の身体を元通りに戻すためのケアをしてくれるPostnatal massage
知らない人が家に来るというのが
旦那さんは嫌みたい、
かつ、
実家の母がお世話に来てくれるということで
我が家では産褥ナニーさんは雇いません。
その代わりではないですが、
Confinement Foodのデリバリーと
Postnatal massageは
プッシュギフトとして
旦那さんにおねだりしちゃいました。
この2つについては、
また感想などもシェア出来たらなと思います!
特にPostnatal massageは
めちゃくちゃ良いらいしいので、
いまから楽しみでしかたないです。
シンガポールでの出産も前向きに頑張ります!
幸いなことにシンガポールの医療水準は
日本と全く遜色ありません。
異国での出産を貴重な体験という風に
今は受け止めています。
来月にはいよいよ妊娠後期に入るので、
残り少なくなった妊婦生活を楽しく過ごしたいです。
出産自体はこちらでしますが、
春ごろに赤ちゃんを連れて
日本に一時帰国できたらなと思っています。
2カ月ぐらい日本に滞在してのんびりするぞ~!